蒋介石と毛沢東ってどんな人?
蒋介石: 国民党のリーダー
Office of the President of the Republic of China, Attribution, via Wikimedia Commons
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国共合作と国共内戦
1923年、孫文の提唱で、国民党と共産党は軍事・政治面で協力関係を結びます(第一次国共合作)。しかし北伐の過程で両党の路線対立が浮き彫りになり、1927年、蒋介石は共産党への弾圧を開始。武漢でも共産党が国民党右派に攻撃され、国共合作は完全に決裂しました。
崩壊後、国民党と共産党は国共内戦状態に突入します。1931年には日本が満州事変を起こすと、双方とも「抗日」を唱えますが、内戦の解決には至りませんでした。
日中戦争と第二次世界大戦
1937年、日本軍が盧溝橋事件を起こし、日中全面戦争が始まると、国民党と共産党は第二次国共合作を形成。表面上は抗日で協力しますが、両党の軍事的主導権争いなどの対立は解消されませんでした。
戦時中、国民党は正面から日本軍と戦う一方、共産党は敵後ゲリラ戦で勢力を拡大。1945年、日本の敗戦により、両党ともに発言力を強めることになります。
戦後の国共内戦と中華人民共和国の建国
日中戦争終結後、国共両党の対立が再燃し、内戦が泥沼化します。当初は国民党優位でしたが、共産党は次第に戦局を有利に展開。1949年、共産党軍が北京、南京、広州など主要都市を陥落させ、10月1日、毛沢東は中華人民共和国の建国を宣言しました。
一方、蒋介石は国民党政権の中枢を台湾に移し、「中華民国」の名の下に中国の正統政府であると主張。両岸分断の構図が固定化されます。
毛沢東と蒋介石のポイント!
- 国民党のリーダー・蒋介石は、三民主義を掲げ、中国の統一と近代化を目指した。一方、共産党の毛沢東は、マルクス主義に基づく社会主義革命の実現を追求した。
- 両党は1920年代に国共合作を結成するが、のちに決裂し、国共内戦を繰り広げた。日中戦争では再び抗日で協力するが、根本的な対立は解消されなかった。
- 第二次世界大戦後、国共内戦が再燃。1949年、共産党が勝利し、中華人民共和国が建国された。蒋介石は台湾に拠点を移し、中華民国政府として中国統一を主張し続けた。